世界中で知られている恋愛ストーリー!!
今、最も旬な若手実力派俳優の
高杉真宙&藤野涼子×井上尊晶(演出)にて上演。
シェイクスピアがこの作品に託した夢とは…?
若者の、疾走する激しくもたった5日間の恋の結末を描いたこの作品は、敵対する二つの争いや感染症の大流行など、今我々が体感している社会とリンクしている。シェイクスピアがこの作品を執筆していたといわれている1590年代のロンドンでは、致死率が非常に高いペストと呼ばれる感染症が流行し、人々は不自由な生活を強いられていた。2020年のコロナ禍の対策で劇場が閉鎖されたように、シェイクスピアの時代も劇場が封鎖されたという。そのような時代にシェイクスピアがこの作品に託した夢とは?今だからこそ、シェイクスピアの思いを紐解けるかもしれない。
演出には、長年、故蜷川幸雄氏の演出助手・演出補として、氏の手掛けるシェイクスピア劇を一番間近で体感してきた井上尊晶を迎える。
主演のロミオ役には、ドラマ・映画・舞台で活躍中の高杉真宙。人気はもちろん、着実にキャリアを重ねる彼が、初のシェイクスピア劇にてロミオ役に挑む。目に見えぬ縛られた世界の中で、10代の若き疾走する恋、仲間との友情、熱き衝動を、どのように演じるのか注目したい。
ジュリエット役には若手実力派俳優の中でも輝きを増している藤野涼子。ロミオと知り合い、恋にまっすぐに進む瑞々しさは、世代を超えて共感されるであろう。
ヴェローナにはキャピュレット家とモンタギュー家という敵対する名家があった。
モンタギュー家のロミオは、キャピュレット家の仮面舞踏会に友人のベンヴォーリオとマキューシオとともにしぶしぶ忍び込むが、キャピュレット 家の令嬢 ジュリエットの従兄弟であるティボルトに見つかり、一触即発となる。舞踏会で偶然、ジュリエットと出会ったロミオ。二人は、お互いに 何者かを知らぬまま、出会った瞬間に恋におちる。すぐにお互いの家が敵同士であることを知るが、二人はお互いの想いを知って愛を誓い合う。ロミオから恋の相談を受けたロレンス神父は、二人の恋には両家の不和を終わらせる希望の光があると考え、二人だけの結婚式を挙げさせる。その帰り道、ティボルトと出くわしたロミオは、血縁関係となったティボルトとのいさかいを避けようとするのだが、その場にいたマキューシオは、ロミオの煮え切らない態度に苛立ちティボルトと喧嘩となる。そして......